いちゃもん屋

 良識ある人間であれば犯さないような誤りを犯す人間への配慮を強制し、従わなければ社会的排斥を受けるよう仕向けるような、いちゃもん家の世界では生きていけない。そんな世界では、皆が皆保身に走って、自己を高めるのではなく、他者を操るように考える。その結果が責任逃れのための取り扱い説明書の警告と注意である。過剰な賠償金の発生する裁判である。